古文書講座「一冊読破全4回コース」の古文書『辻うらどどいつ』ご紹介
古文書講座「一冊読破全4回コース」の
もうひとつの古文書は『辻うらどどいつ(辻占都々逸)』です。
「ザンギリ頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」
という句を聞いたことがあるかもしれませんが、
このように七・七・七・五形式で構成される詩のことで、
江戸時代末期につくられた寄席やお座敷で披露される出し物でした。
おもに男女の恋愛を題材としたものでしたので、情歌とも言われています。
古文書も都々逸本はたくさんあり、
バリエーション豊かにいろいろ揃えてみたいなと思っているのですが、
実は下ネタといいますか卑猥な言葉が使われているものも多々あるため、
必ずしも講座で使えるとは言い切れません。
さらに詩だからどれも簡単に読めるというものでもないため、
その中から今回はトップ画像にありますように、
文字が大きく9割ひらがなで、
表現がわりと控え目な、
大変わかりやすいものを使用します。
全ページに挿絵がついていますので、
これを参考にしながら文字を解読していきます。
全30首。
これを1か月(全4回)かけて読み進めます。
こちらも古文書講座がはじめての方にピッタリで
時代を超えて恋愛の心情を共感できるものとなっていますので、
どちらかといえば女性向きかもしれません。
ぜひご期待ください!