古文書講座「中級コース」の古文書『瓜生氏日本国尽5北陸道編』ご紹介

古文書講座「中級コース」の古文書『瓜生氏日本国尽5北陸道編』ご紹介

今回は「中級コース」のテキスト、
『瓜生氏日本国尽』から、北陸道編をご紹介します。
全8巻中の5巻目です。

この巻の明治5年当時の北陸というのは現在と同じだと思いますが
北陸道地図.jpg
地図ではこのようになっています。

若狭・越前・加賀・能登・越中・越後・佐渡の七か国ですから
現在の福井・石川・富山・新潟ですね。

これら日本海側の地域の名産品に共通しているのが、
輪島塗に代表するように、工芸品や織物、紙そして魚介類と
水に関するものが多いということ。
とりわけきれいな水を必要とするものが並んでいます。

魚介類はほかの地域でもありますが、
伝統工芸品が非常に多いのが
なんといっても北陸地方の最大の魅力。

そうした紹介も含めながら、
山や川などの地理的特徴を中心に記述されています。

難解な言葉もほとんどなく、
全11回と短めの回数ですので、
わりと取り組みやすい巻ではないでしょうか。

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