古文書講座「初級コース」の古文書『子守歌』ご紹介
今回は「初級コース」のテキスト、
『子守歌』をご紹介します。
ぱっと見はなぜか全部ひらがなのように見えるほど、
字が大きく読みやすい古文書ですが、
よくよく見ると漢字もそれなりに含まれています。
ですが、すべてにルビがふってありますので、
初心者の方でも読めない苦しさを味わうことはありません。
「子守歌」といえば
「ねんねんころりよ~おころりよ~」
のような子どもに歌って聞かせるものですが、
なんとこの本ではそうではなく、
むしろ子どもを育てる親御さんに向かって
「こんな子どもに育たぬよう気をつけなさい、
とかく人というものはこのようになりがちだから」
といった子育て論のような内容になっているのです。
そうした教訓を、子守歌のように
7・7の音節ではじめから最後まで続きます。
(一番最後の〆の句だけ5音)
古文書を学習するのに歌というのはとても効果的ですから、
リズミカルに取り組むことができるでしょう。
全7回分です。